多積慶祐 管理部 部長  / 森光厚仁 営業部 部長

食品製造から施設管理、幅広い事業で地域に貢献してきた近森産業。さらに近年では世界に打って出る動きが加速している。革新的な経営者のもとで、長年仕事をしてきた幹部の2人に話を伺いました。2人が見てこられた会社の変化や、近森産業の魅力や働きがいなど、いろいろな話題で語っていただきました。

−まず、近森産業に入社されたきっかけを教えてください。

森光
入社して9年半になりますが、もともと地元の出身で、近森産業のことは小さい頃から金太郎のマークで知っていました。うちの祖父がかつお飯が好きで、よく買ってくれていたのを覚えています。高校卒業してから大学進学で名古屋に出て、そのまま向こうで木造製造などの仕事に就いて働いていたんですがUターンすることにしたんです。前職とは違うことをしたいと仕事を探している時に、近森産業の求人情報が目に留まりました。商品開発や施設運営と事業が多岐に渡り、ここならいろいろできそうだと感じて受けてみたのがきっかけですね。
多積
私は入社10年になります。ちょうど入って半年くらいして森光が入社してきたので、ほとんど同じ時期ですね。徳島県出身で、もともとはNHK高知放送局で働いていたんです。その頃、前職でいろいろ問題が起きていた時期で、仕事自体をどうしようかと考えることもあったんです。そんな時に、現社長と一緒に食事をする機会があり、話を聞かせてもらっているうちに「なんか楽しそうな会社だな」って思ったのが最初でした。近森産業も社長交代の前で、変わっていくタイミングでもあったと思います。新しい人間が次々に入ってくる頃でした。

−今のお仕事はそれぞれどのようなことをされていますか?

多積
私は管理部に所属していまして、総務と経理を任されています。うちの事業部で近森病院の売店、駐車場、コンビニ、病院対応など施設課の仕事もやっております。病院対応というのは、病院の改装やルールが変わるタイミングで近森産業としてどのように対応できるかを協議する仕事になります。 近森産業の事業紹介
森光
私は営業部にいるんですが、営業部は3つの仕事に分かれていまして、製造課で高知中央高校の食堂、高知大学学生寮での食事提供であったり、各施設にお弁当を納品させてもらったりしています。あとは店舗課としてイオン高知での惣菜販売の店舗運営。営業課としてはかつおめしや芋天粉の営業をしています。
近森産業の事業紹介

−お二人の仕事内容を聞くだけでも、近森産業の事業が多岐にわたることがわかりますね。

多積
近森産業ってなんの会社ですか、と聞かれたら結構困るんです(笑)。基本的には食品製造と施設管理の会社で、多くは食に携わる仕事が多いのですが、高知中央高校の制服も受注していますし、プログラミング教室もやっています。本当になんでもしている会社ですよね。これからさらにプレゼン教室もスタートしようとしています。なんでも挑戦している、なんでもやらせてもらえる会社だと思っています。

−すごく柔軟に挑戦していく会社なのでしょうね。

森光
そうですね、それは働いていてもすごく感じています。会長と社長の親子が似ているところがあって、気になることがあったら判断は早い。だから、店舗や事業の立ち上げとか、いろんなことをさせてもらえるので、飽きずにやらせてもらっていますね。しんどいことがないわけじゃないですけど、やっぱりそれができた時の達成感はありますね。楽しいことは楽なことばかりじゃない。それを乗り越えた時に感じるものは大きいですよね。
多積
会社に入って自分自身がとても柔軟になったと思います。もともとは大学生の頃はパチンコばっかりしていて「もうこれで生活できるんじゃない?」と思うくらい、仕事を積極的にしたくないタイプでしたから(笑)。当たり前かもしれませんが、それが仕事に対して真面目になったというか、変わったとは思いますね。この会社に鍛えて育ててもらったと思います。

社長のことを尊敬もしているし、賢い人だと思うからこそ、最初はよくわからなくても言われたことをやってみようかなと思うんです。最初は「ほんまにいけるんかな」と思うし、現場を担当する身としては「そのキャパ、ないかもしれないなぁ…」と思うんですけど、どんどんそれを乗り越えてきたからここまで来られたのかなぁと思います。
森光
僕も近森産業で成長させてもらった人間です。怒られている時は落ち込みますが、後で「あぁ、こういうことだったんだなぁ」と感じることがありますし、採用のこと、海外貿易、新店舗出店など、いろんな経験をさせてもらえました。コロナ禍の前は、私は上海に、多積はタイに仕事で行きましたし、他にもフランス、ロサンゼルスとかで展示会に行かせてもらっていました。最近、海外での取引も始まり、いよいよ高知のかつおめしが本当に世界にいけるんだと実感がありますね。その流れを作られた常務の行動力にも学ばせてもらう部分も多いですね。

−この10年で会社もいろいろと変わりましたか。

森光
社内の改装も進んで、休憩室もカフェのようにきれいになったり、デスク周りの備品も使いやすいものになったり、社員が働きやすい環境を作ってもらっていると感じます。そして、社員もずいぶん若返ったと思います。役員合わせて18人、社員だけだと15人の体制ですが、40代以上は二人。ほとんどが20、30代ですから。 近森産業採用情報
多積
幅広い仕事をしていますし、やはり新しい仲間になってくださる人はいつでも大歓迎です。採用はどんどんしていきたいし、離職も減らしていきたいです。いろんな仕事をやっているんで、数年前はマルチタスクで部署を跨ってやるのが当たり前だと思っていましたが、一本の仕事に集中できる方が安心するという人もいますし、そのあたりも働き方を考えながら環境を整えていきたいと思っています。仕事に対して素直な人や、おもしろいことに挑戦したい人、そんな人に興味を持ってもらえたら嬉しいですね。
近森産業採用情報

−世界を目指すと聞いて、どのように感じられましたか。

森光
現場で食品製造をしている人や店舗で販売している人からすると、高知から世界と聞くと遠くに感じるかと思いますが、「世界にうちの商品を売っていくから」とか話すと、だんだんと受け入れてもらっている感覚もあります。毎日、丁寧にかつおめしを作ってくれている社員やパートさんは、美味しいかつおめしを作っているんだという誇りを持って働いてくれている人が多いです。それが県外で新しい企画決まりましたよというと喜んでくれるし、海外の展示会でいろんな国の人に食べてもらえたことも励みになっているんだと思います。そういう姿を見ていると、この仕事していてよかったなと感じますね。
多積
今年から海外販売が広がっているので、今年、来年ととても楽しみにしているんです。この金太郎のマークが世界に出ていくんだと想像したら、ワクワクしますよね。 金太郎本舗WEBサイト
森光
私も最初は県外に売りにいくだけでも大変でしたが、そこから海外まで広がるなんて想像もしなかったですね。でも、言い続けていたら実現するんだなと思う瞬間はこの会社にいてたくさんありますよ。社長もシンガポールに移住しましたが、その行動力を見ていると、個人的には信頼できるところ。背中を見せてもらっているというか。
多積
私も、移住の話を聞いた時に「あぁ、そうなんや」というくらいでした。さすがやなぁ、というくらいのもので。地元はどうするんだという印象もなかったですし、じゃあ仕事のやり方をどうしていこうかなと考える方が先でした。いつも社長には私たちが見たことない景色を見せてもらっているような気がしていますし、今度は何を目指していくんだろうと思うと、これからの近森産業が楽しみでしかないです。
金太郎本舗WEBサイト

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